英語ライティングの名著「The Elements of Style」

今日は英語ライティングにおいて名著とされる「The Elements of Style」のお話。手元には大学時代に教材として購入した1冊と、数年前になくなったと勘違いして買い直した1冊の合計2冊あります。

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「The Elements of Style」は英文のスタイル、用法、および構成に関する指南書。100ページ程度と非常に短い本で、2011年にはTime誌による「All-TIME 100 Nonfiction Books」にも選ばれています。Open Syllabus Projectの調査によると、米国の大学で最も使用されている教材らしい。実際に僕も大学の英語関連の授業で出会いました。

William Strunk Jr.とE. B. White(映画「スチュアート・リトル」「シャーロットのおくりもの」の原作などでも有名な作家)の2名による共著ですが、これは改訂版で、出版にはちょっと変わった歴史があります。

元々のオリジナル版は、1919年にWilliam Strunk Jr.がコーネル大学の教え子向けに個人で出版した本で、この段階ではE. B. Whiteは執筆に関わっていません(というか、彼はStrunk先生のこの頃の教え子の一人)。1935年に「The Elements and Practice of Composition」というタイトルで一般にも出版されますが、Strunk先生は1946年に亡くなります。

その出版から20年以上後、そして最初の著者のStrunk先生が亡くなってから10年以上後、この「The Elements and Practice of Composition」がStrunk先生の教え子の1人であったE. B. Whiteの目に再びとまり、彼が1957年にStrunk先生に関する記事を執筆します。その後、出版社から改訂版の依頼を受けたE. B. Whiteが内容を更新・追加したものが、現在の「The Elements of Style」になったということのようです

つまり、この2名の著者は、一応お互いのことを知りながらも(Strunk先生が生徒の一人であったE.B.Whiteを覚えていたかどうかはわかりませんが)、実際肩を並べて作業したということではないんですね。時間を超えて行われた師弟コンビによる共著、何ともロマンチックではないでしょうか。

現在の出版状況ですが、自分の手元にあるものは現在も古本なら買える状況みたいです。本家Amazonには在庫あったので、そのうち日本Amazonでも購入できるかもしれません。日本語版も以前はあったようですが、現在は絶版。ちなみに、第一版(E.B.White氏参加前)のものは著作権が切れていてパブリックドメインなので無料で読めます。これの日本語版もこちらにあるようです。ただ、もし今から買うなら、共著の新しい方が内容も豊富なのでオススメです。注意点として、本家Amazonなんかみると、パブリックドメインのバージョンが安く売られていたりするので、間違って買っちゃわないよう購入時はどの版なのかちゃんと確認が必須です。

さて、私もこの本を読んで勉強した一人ですが、本当にしっかり読んで理解しているかは別の話。せっかくブログを立ち上げたので、この本をじっくり再度勉強・解読して記事にしていきたいと思います。

とりあえず今日はご紹介まで。

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